台風・ハリケーンの回転方向はどちら向き?サイクロン・トルネード・タイフーン・モンスーンとの違い、規模、最強は?

台風・ハリケーンの回転方向は?

台風やハリケーンの回転方向は、時計とは反対方向の左巻きです。
これは、コリオリ力(りょく)と呼び、台風やハリケーンによって空気は常に右へ旋回しながら台風の目に流れ込む、その時に物などは右へ逃げようとするために左巻きの渦となります。

理科実験 コリオリの力 Coriolis force
体感型実験装置群「台風」8/11 台風の科学2-3「コリオリの力」

南半球で起きるサイクロンは、地球の自転が右向きになるので、空気が左に向かって流れて行くために回転方向は右巻きになります。
北半球で起きる台風やハリケーンは、常に回転方向は左巻き、南半球で起きるサイクロンは常に回転方向は右巻きとなります。

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台風・ハリケーン・サイクロン・トルネード・タイフーン・モンスーンの違いは?

台風、ハリケーン、サイクロンは、いずれも熱帯低気圧のことで、仕組みや現象が異なるものではありませんが、最大風速と地域で違いがあります。
台風とは、赤道よりも北の東アジア周辺の海域で発生する熱帯低気圧の中で最大風速が17.2m/s以上のもののことです。
サイクロンとは、インド洋で発生する熱帯低気圧の中で最大風速が17.2m/s以上のもののことです。
台風とサイクロンの定義は、発生した場所以外は同じです。
ハリケーンとは、主にカリブ海、メキシコ湾など北大西洋で発生する熱帯低気圧の中で最大風速が32.7m/s以上の強い熱帯低気圧のことです。
日本では、台風とされる最大風速が20m/s以上の熱帯低気圧ではハリケーンとは呼ばずにトロピカル・ストームと呼びます。
トルネードとは、積乱雲の下で発生する激しい上昇気流の日本では竜巻のことで、英語ではトルネードと呼びます。
タイフーンは、太平洋北部において被害を及ぼす、発達した熱帯低気圧のことで、世界気象機関による国際的な定義では、最大風速33m以上のものを指します。
モンスーンは、東南アジアに吹く季節風のことで、夏と冬で風向きが変わります。

台風・ハリケーンの違い(気象庁)

気象庁では、台風のことを北太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものとされています。
台風を英文で報ずる時には、階級を最大風速によって17m/s~25m/s未満をTS(Tropical Storm)、25m/s~33m/s未満をSTS(Severe Tropical Storm)、33m/s以上をTまたはTY(Typhoon)とします。
台風の強さは、最大風速33m/s未満は表現しない、33m/s~44m/sを強い、44m/s~54m/sを非常に強い、54m/sを猛烈な、と4つの強さを定めています。
気象庁では、ハリケーンのことを北太平洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北太平洋の存在する熱帯低気圧のうち最大風速が約33m/s以上になったものとしています。

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台風・ハリケーン・サイクロンの規模は?

台風、ハリケーン、サイクロンの規模は、大きさと強さを組み合わせて表現しています。
大きさは、強風域の半径で大型500km以上~800km未満、超大型800km以上の2つの階級、強さは最大風速で表し、強い33m/s~44m/s未満、非常に強い44m/s~54m/s未満、猛烈な54m/s以上の3つの階級に分かれます。
ハリケーンでは、カテゴリー1からカテゴリー5の5段階に分かれています。
規模を表す基準として、中心気圧(ヘクトパスカルhPa)と呼ばれ、この数値が小さいほど気圧の差が大きくなり強い風が吹くようになります。
台風では、1979年に発生した昭和54年台風第20号で870hPa(世界で一番低い中心気圧)、ハリケーンでは、1988年に発生したギルバートで888hPa、サイクロンでは、1970年に発生したボーラで966hPaです。

台風・ハリケーン・サイクロンの最強は?

台風の最強は、中心気圧では1979年の昭和54年台風第20号で870hPa、日本列島に上陸したものでは1961年の第2室戸台風で925hPa、最大風速は1966年の第2宮古島台風で85.3m/s、大きさは1997年の平成9年台風13号で2,350km、被害額では1991年の平成3年台風19号で5,680億円、死亡者数では1959年の伊勢湾台風で死者4,697人・行方不明者401人、負傷者38,921人です。
ハリケーンでは、1980年のアレンで最大風速85m/s、被害額では2005年のカトリーナと2017年のハービーが1,250億ドルで、カトリーナはカテゴリー5の大型ハリケーンで死者・行方不明者は1900名以上、ハービーはカテゴリー4のハリケーンで総雨量が1,539mmと記録的な雨量を記録して大規模な洪水が発生したのです。
サイクロンでは、1970年にインドとバングラデシュで発生したボーラで、死者数は500,000人以上となっていて、台風、ハリケーン、サイクロンの中で史上最大の犠牲者を出した自然災害です。

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